ビタミンアドバイス

冷房による冷えを防ぐビタミン

いまや冷房のない夏の暮らしは考えられませんが、女性を中心に多くの人が、冷房による冷えに悩まされています。自宅ならまだしも、職場や電車の中は自由に設定温度を変えられないので、自分で対策をとるしかありません。ひざ掛けや服装などに気を配るだけでなく、食欲が落ちて栄養バランスが崩れがちなこの時期、体の中から見直してみませんか?

冷え性の原因のひとつとして、貧血が挙げられます。貧血を起こさないためには、十分な量の血をつくりださなくてはなりません。そのために必要となるのがビタミンB12と、ビタミンB群の一種である葉酸です。これらは赤血球の生成に関係していて、どちらが不足しても、赤血球の減少や悪性貧血(巨赤芽球性貧血)などが引き起こされる恐れがあります。ビタミンB12はさんま、かつお、いわしなどの青魚やレバー、海苔などに多く含まれます。葉酸は葉ものの野菜や、豆類、海苔、レバーなどに多く含まれます。これらの食材を積極的に食べるようにしましょう。このほかに造血に関わる栄養素として、たんぱく質、脂肪、鉄、銅などがあります。

血行が悪くなり、冷えが引き起こされることもあります。血行を改善させる栄養素として、末梢血管を広げる働きをもつビタミンEがあります。ビタミンEが豊富なのは、ナッツやごまなどの種実類、豆類、鶏卵、魚卵、植物油などです。
血液の主な材料となる鉄分の吸収を促進するビタミンCも、冷え対策のために摂っておきたい栄養素のひとつ。ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、かいわれ大根などの野菜や、キウイ、オレンジ、レモン、かぼすといった果物、海苔などに多く含まれます。

参考文献
『五訂増補食品成分表2010』女子栄養大学出版部

冷房による冷えを防ぐビタミン

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