企業活動と患者団体の関係の透明性に関する指針

大鵬薬品工業株式会社
2013年3月1日策定
(2022年12月1日改定)

大鵬薬品工業株式会社(以下、当社)は、「私たちは人びとの健康を高め 満ち足りた笑顔あふれる 社会づくりに貢献します。」の企業理念のもと、創業以来、全社一丸となって、世界中の患者さんや生活者の皆様に安心してお使い頂ける高品質な製品の提供、適正な安全性情報の伝達に取り組んで参りました。近年「患者参加型医療」の重要性が認識され、その実現に向けた取り組みが各方面で検討・実施されてきております。製薬企業としても、創薬段階から市販後における医薬品の適正使用推進や安全対策に至るまで、医薬品と患者さんが関わるあらゆる場面において、患者さんやそのご家族のニーズや悩みを理解して対応することの必要性を認識し、患者団体と積極的かつ継続的に協働する機会が増えてきています。また、行政、医療界ともに、「患者さんの声」をより重視するようになり、行政当局の委員会や検討会に患者団体の代表者が委員として参画することも増えてきました。このように患者団体の発言力・影響力が高まるなか、製薬企業は、患者団体との協働について、一般社会から正しい理解を得るために誠実な行動を続けるとともに透明性を確保する必要性が増しています。
このような背景を踏まえ、当社は、患者団体に提供している金銭的支援等について、一定のルールの下に情報を公開することにより、一層の透明性を確保し、社会からの高い信頼を得られる企業となることをここに表明いたします。

1. 目的

本指針の目的は、当社の活動における患者団体との関係の透明性を確保することにより、その活動が患者団体の独立性を尊重する高い倫理性と相互理解を担保したうえで患者団体の活動・発展に寄与していることについて広く理解を得ることです。

2. 姿勢

患者団体との関係は、患者団体の独立性を尊重し透明性を確保する必要があります。透明性を確保するために、当社が関与している事実を明らかにし、資金提供については、活動の開始前に目的・内容等について書面等による契約または合意を取り交わし、記録を残します。
当社が行う患者団体とのあらゆる活動は、日本製薬工業協会(以下、製薬協)で定める「製薬協企業行動憲章」、「製薬協コンプライアンス・プログラム・ガイドライン」、「製薬協コード・オブ・プラクティス」、「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」、「患者団体との協働に関するガイドライン」、「企業活動と患者団体の関係の透明性ガイドライン」をはじめとする関係諸規範およびその精神に従い、患者団体との関係の透明性を確保することを表明します。

3. 公開方法

本指針に則り資金提供状況を公開します。

公開情報の利用にあたってのお願い

上の指針に従い、患者団体・関係者等に関する資金提供等の情報を公開します。ご覧頂くためには、以下のすべての利用条件に同意して頂く必要があります。

  1. 次の行為を行わないで下さい。違反行為が認められた場合、当社は情報提供の制限その他の措置をとることがありますのでご了承下さい。
    • 情報の変更、加工、複製、転載、外部送信等。
    • 情報の営利目的での利用。
    • 患者団体・関係者または弊社の信用・名誉を毀損もしくはプライバシー等の権利を侵害する行為またはそのおそれのある行為。
    • 患者団体・関係者または弊社に不利益・損害を与える行為またはそのおそれのある行為。
    • 犯罪行為もしくは犯罪に結び付く行為、またはそのおそれのある行為。
    • その他、法令もしくは条例に違反する行為、またはそのおそれのある行為。
    • その他、当社が不適切と判断する行為。
  2. 情報等の利用者に発生する直接または間接の損失、損害等について、一切責任を負いません。
  3. 提供している情報は、掲載後に変更が生じる事がありますので、あらかじめご了承下さい。