リトゴビの副作用について その他の主な副作用

自分でわかる副作用

脱毛症

発現
頻度

3人に1

脱毛を引き起こすことがあります。

注意事項と対策

  • 一般に脱毛は一時的なもので、治療が終了すると、また生えはじめ、1年程度でほぼ回復するといわれています。
  • 治療をはじめる前にあらかじめ短めの髪型にしておくと、抜け毛が気になりにくくなります。
  • シャンプーは刺激の少ないもの、ブラシやくしは頭皮にやさしいものを選びましょう。
  • 帽子やウィッグ(かつら)、スカーフやバンダナを活用することもできます。

自分でわかる副作用

口内炎

発現
頻度

5人に1

口の中の腫れ物、ただれ、痛みなどを引き起こすことがあります。

症状があるときは、我慢せずに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。

注意事項と対策

  • 歯みがきやうがいなどで、口の中を清潔に保つように心がけてください。
  • 刺激物(熱いもの、香辛料、アルコールなど)やタバコは避けてください。
  • 症状があるときは痛みどめやステロイド(ぬり薬)などで対応できる場合があります。担当の医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。

自分でわかる副作用

下痢・便秘

発現
頻度

下痢 約3人に1人 便秘 約6人に1

下痢や便秘を引き起こすことがあります。
症状が強くなったり長く続くと、脱水症状やお腹のつまり、腹痛、食欲不振などの原因となります。

以下の症状があるときは、我慢せずに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。

  • 1日の排便回数が普段よりも4回以上増加、発熱や強い腹痛を伴う下痢、長く続く下痢
  • 排便がなく、腹痛や食欲不振、吐き気や嘔吐を伴うとき

注意事項と対策

  • 普段からこまめに水分補給をしてください
  • 下痢のときは、スポーツ飲料などで電解質を補給してください
  • 食事は消化のよいものをとるようにしてください(おかゆやうどんなど)。
  • 下痢止めや便秘薬などで対応できる場合があります。担当の医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。

下痢によって、電解質(ナトリウム、カリウムなど)が水分と一緒に排泄されてしまいます。

自分でわかる副作用

吐き気

発現
頻度

10人に1

吐き気を引き起こすことがあります。

以下の症状があるときは、我慢せずに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。

  • 吐き気の症状が強い、長く続く
  • 水分、食事がとれない

注意事項と対策

  • からだをしめつける衣服、花や香水などのにおいの強いものは避けましょう。
  • 食事はゆっくり時間をかけ、少量ずつ食べられるものや食べやすいもの(ゼリー、果物、冷ましたスープなど)をとりましょう。
  • 吐き気止めなどで対応できる場合があります。担当の医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。

自分でわかる副作用

疲労

発現
頻度

4人に1

疲れやすくなったり、からだが重くなったりすることがあります。

症状があるときは、我慢せずに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。

注意事項と対策

  • 疲れを感じるときは、無理をせずにからだを休めてください。
  • 音楽を聴いたり、趣味に時間をついやしたり、軽い運動で気分転換をしましょう。

検査でわかる副作用

肝機能障害

発現
頻度

5人に1

アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)といった肝臓の酵素の値が高くなることがあります。

以下の症状があるときは、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。

  • 倦怠感、皮膚や白眼が黄色い、尿の色が濃いなど

注意事項と対策

  • 定期的に血液検査を行って、異常がないか確認します。
  • 肝機能改善薬を用いる場合があります。担当の医師の指示に従ってください。