ティーエスワン/カルボプラチン療法

治療のてびき

投与量の決め方

ティーエスワンの投与量は、体表面積をもとにして決めます。さらに腎臓の働きの状態を考慮して減量することがありますが、減量することで治療効果が弱まることはありません。
体表面積は、身長と体重から求めることができますので、下の表を参考にして、自分の体表面積を求めてみましょう。

  • 体表面積換算表
  • 体表面積換算表

藤本薫喜他、日本衛生学雑誌23(5):443-450.1968より作表
A=W0.444×H0.663×88.83×10-4
A:体表面積(m2)、W:体重(kg)、H:身長(cm)

ティーエスワンの投与量

体表面積 初回投与量 腎臓の働きの程度によって減量する場合
1.25m2未満 40mg/回(1日2回)
1.25m2~1.5m2未満 50mg/回(1日2回) 40mg/回(1日2回)
1.5m2以上 60mg/回(1日2回) 50mg/回又は40mg/回(1日2回)

カルボプラチンの投与量

カルボプラチンを点滴で投与すると、右図のように血液中の濃度は時間の経過とともに低下します。ティーエスワン/カルボプラチン療法では、この曲線下の面積(曲線下の面積部分)を通常「5」とし、腎臓の働きの程度によって調節します。

  • 血液中のカルボプラチン濃度グラフ
  • カルボプラチンの投与量(mg)=AUC×(クレアチニンクリアランス+25)

クレアチニンとクレアチニンクリアランス

クレアチニンは筋肉運動のエネルギー源となるクレアチン(アミノ酸の一種)の分解産物で、腎臓から排泄されます。クレアチニンクリアランスは腎臓の働きの程度をあらわす値で、老廃物であるクレアチニン排泄の程度から求めます。

  • クレアチニンクリアランス=((140-年齢)×体重)/血清クレアチニン×72
    (女性の場合は、さらに得られた値を0.85倍します)