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Lesson

乾燥肌は
内側から整える

今日からできる生活習慣

Lesson.2 睡眠

夜のかゆみと睡眠。眠る前に知っておきたいこと

出典:日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024」/日本皮膚科学会「皮脂欠乏症診療の手引き 2021」/厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

肌にやさしい、夜の整え方

布団に入って、からだが温まってきたころ。脚や腕がむずむずして、つい手が伸びる。昼間はそれほど気にならなかったのに、夜になるとかゆみが気になる——そんな経験はないでしょうか。

かゆみで寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりすると、睡眠の質が下がり、翌日に疲れが残ってしまうことがあります。保湿などの肌のケアとあわせて、夜の過ごし方にも目を向けてみませんか。

夜の温度を、心地よく保つ

寒い夜は、熱いお風呂にゆっくり浸かったり、暖房のきいた部屋で過ごしたり、布団をしっかり温めておいたり。からだが温まると、ほっとするものです。

ただ、からだが温まることで、かゆみが強く感じられることもあります。皮膚のかゆみにはさまざまな要因があり、そのひとつが温熱による刺激です。お風呂上がりや布団に入ったあとに肌がむずむずしやすいなら、夜の「温め方」にも気をつけてみてください。

気をつけたいのは、寒い季節だけではありません。夏は、寝室が暑かったり寝具の中が蒸れたりすると、眠っている間にも汗をかきます。汗も、かゆみを誘発したり悪化させたりする要因になります。

汗をかいて肌がべたついたり、パジャマが湿ったりするようなら、室温や寝具を調節し、汗がこもりにくくしておきましょう。

冬は、いつもより熱いお湯に長く浸かっていないか、電気毛布や暖房で寝床を温めすぎていないか。夏は、寝室が暑すぎないか、寝具の中で汗をかいていないか。季節に合わせて、眠る環境を確認してみてください。

眠っている間の肌にも、ひと工夫

眠っている間は、自分で肌の状態を気にしたり、「掻かないように」と意識したりすることができません。そのため、寝る前に肌への刺激をできるだけ減らしておくことも心がけたいところです。

まずは、乾燥やかゆみが気になる部分に、寝る前の保湿を。

一晩じゅう肌に触れているパジャマや寝具は、素材選びもポイントです。チクチクしたり、ごわつきを感じたりする素材は、肌への刺激になることがあります。直接肌に触れるものだけでも、肌あたりのやわらかい素材を選ぶとよいでしょう。

さらに、無意識に掻いてしまったときに皮膚を傷つけにくいよう、爪を短く整えておく。必要に応じて、就寝時に長袖や手袋を使うなど、掻き壊しへの備えもできます。

眠りやすい環境をつくる

肌の準備に加えて、心地よく眠るための環境にも目を配っておきましょう。

眠るときは、できるだけ暗く静かな環境に。夜の明るい光は体内時計にも影響するため、寝る直前までスマートフォンなどの画面を見続けていないか、一度振り返ってみてください。

睡眠は、何時間眠ったかだけでなく、朝起きたときに「よく休めた」と感じられるかも、睡眠の状態を見る目安になります。

かゆみで何度も目が覚めたり、十分寝たはずなのに休めた感じがしなかったりするなら、夜のかゆみが眠りを妨げているのかもしれません。

眠りの準備という点では、お風呂に入る時間も見直せます。

就寝の約1~2時間前に入浴してからだを温めると、その後の体温変化によって眠りにつきやすくなるとされています。寝る直前に慌ただしく入ることが多いなら、少し早めに済ませておくのもよさそうです。

夜のかゆみは、眠る前から備える

夜のかゆみは、眠っている間には自分でコントロールしにくいものです。布団に入ってから対処するのではなく、保湿や寝衣、寝室の環境まで含めて、寝る前から備えておきたいものです。

かゆみでなかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚めるなど、眠りにまで影響しているときは、我慢を重ねず、症状に合った治療やケアを考えてみてください。

肌と眠りの両方をいたわるために、まずは毎日の夜の過ごし方から少しずつ変えてみましょう。

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