世界から信頼されるスペシャリティファーマとなることを目指し、大鵬薬品はグローバル化を進めています。米国・欧州・アジア・オセアニアなどの関係会社と協働しながら、創薬分野における研究・開発を推進。世界16カ国に拠点を置くなど、自社販売体制の構築とともに販売網を拡大しており、2024年には海外売上比率が約57.9%にまで伸びています。近年では開発パイプラインの拡充やイノベーションの創造を狙い、二つのコーポレートベンチャーキャピタルを設立。世界の医療に対し、さらなる貢献を目指しています。
2021年に設立したTaiho Oncology Europeは、欧州全域で革新的ながん治療を届けることに尽力しています。大鵬薬品グループの一員として、強固なメディカルまた販売組織を構築し、欧州の複数の国で経口抗がん剤FGFR阻害剤「フチバチニブ」の自社販売を開始しました。日本の最先端の研究所に支えられながら、私たちはがん領域のポートフォリオを拡充し、医薬品の適正使用を推進しています。グローバルな連携と最先端の科学を通じて、がん治療の未来を切り拓き、患者さんやそのご家族、医療関係者の皆さまに希望と健康、そして笑顔を届けることに全力を尽くしてまいります。
私たちは、“By Local. For Local”という共通のスローガンを掲げ、かつ大鵬薬品のグローバル活動の一翼を担っています。大鵬薬品が創製した画期的な新薬やユニークなコンシューマーヘルスケア商品を、アジアおよびオセアニア各国・地域の現地スタッフの手によって、同エリアの医療関係者や患者さん、そして生活者の皆さまに提供することを第一の使命としています。この地に暮らす一人でも多くの人びとに笑顔を届けられるよう、現地スタッフ全員が一丸となって、日々全力を尽くしています。
Taiho Oncologyは、固形がんと血液がんのさまざまながん種に対する抗がん剤の開発・販売を通じて、がんと向き合う患者さんやそのご家族、医療関係者の皆さまの生活の向上に貢献することを使命としています。2002年以来、私たちはがん領域における科学的探究と専門性を追求し、日本の本社と連携しながら国境を越えて複数のがん種に対する経口抗がん剤の開発・販売において世界トップクラスの実績を築いてきました。米国ニュージャージー州プリンストンに本社を置くTaiho Oncologyは、固形がんおよび血液がんを対象とした抗がん剤のグローバル開発を担うとともに、北米および欧州での商業化を推進しています。