ニュースリリース

2005年11月16日
大鵬薬品工業株式会社

日本国内におけるアブラキサンの開発・販売権を取得

大鵬薬品工業株式会社(社長:宇佐美 通)は、米国のアメリカンバイオサイエンス社(American BioScience, Inc.)と抗癌剤アブラキサン(商品名ABRAXANE)のライセンス契約を締結し、日本における開発および販売権を取得しましたので、お知らせいたします。

アブラキサンは、新規パクリタキセル製剤として、既存薬と同等以上の薬効を持ちながら、安全かつ簡便という優れた特性を持ちます。将来に渡ってタキサン製剤が癌治療に果たす役割は大きいと考えられることから、アブラキサンは、癌患者の方々に、より良い治療を提供することができると確信しています。

アメリカンバイオサイエンス社最高経営責任者 スーンション氏は、「大鵬薬品工業株式会社は、癌化学療法の分野において卓越した企業であり、弊社にとってアブラキサンの市場を構築し、日本に紹介する上において適切な提携先であります。 また、同社は抗癌剤の豊富な開発経験をもち、販売面においても優れ、種々の抗癌剤を保有しています。弊社は大鵬薬品と協力して、タキサン製剤の安全性と有効性を大きく改善した本薬剤を、日本の癌患者の方々にお届けするよう努力してまいります。」と述べています。

アブラキサン(アルブミン結合パクリタキセル注射用懸濁液)について

水に難溶性のパクリタキセルを溶解するために使用する溶媒ポリオキシエチレンヒマシ油(商品名:クレモホール・EL)を含有しないため、それによる過敏症を防ぐためのステロイド剤等の前投薬を必要としません。パクリタキセルの化学療法効果を向上させながら、毒性を減少させるべく開発された製剤です。 米国においては、2005年1月に米食品医薬品局 (FDA)により承認され、現在の適応は、「併用化学療法不応の転移性乳癌あるいは術後補助化学療法6ヶ月以内の再発例」となっています。現在、適応を乳癌、肺癌、卵巣癌、頭頸部癌及び黒色腫に拡大すべくアブラキサンの更なる開発が進められています。 なお、アブラキサンは、American Pharmaceutical Partners, Inc(ナスダック:APPX)の一部門である Abraxis Oncologyにより北米にて販売されています。

アメリカンバイオサイエンス社について

アメリカンバイオサイエンス社(ABI)は、生命を脅かす疾病の治療に関し、人体に内在する生物活性のある分子を含む次世代の治療薬の研究・開発および効果的な薬剤輸送システムの探求を重点分野とする、株式非公開のバイオテクノロジー企業です。ABI社はAmerican Pharmaceutical Partners, Inc.の過半数株を所有しています。

American Pharmaceutical Partners, Inc.について

American Pharmaceutical Partners, Inc.(APP)(ナスダック:APPX)は、癌、感染症、救命救急診療といった重点分野に対する注射用製剤の開発、製造、販売に特化した企業です。APP社の一部門であるAbraxisTM Oncologyは、転移性乳癌の適応で上市したアブラキサンのような革新的な次世代癌療法の開発及び促進に全面的に従事しています。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。