ニュースリリース

2009年03月31日
大鵬薬品工業株式会社

抗悪性腫瘍薬のライセンス契約をスペインのファーママー社と締結

大鵬薬品工業株式会社(以下大鵬薬品 本社:東京都、社長:宇佐美 通)は、スペインのファーママー社(本社:マドリッド、ゼネラルマネージャー:Luis Mora)と抗悪性腫瘍薬「ヨンデリス® (Yondelis®)」の日本での開発販売に関し、3月29日ライセンス契約を締結しましたのでお知らせ致します。「ヨンデリス®」はホヤ類から発見された海洋産物起源の新規抗悪性腫瘍薬です。

今回の契約により、大鵬薬品は日本での「ヨンデリス®」の開発・販売のライセンスを受け、ファーママー社に契約一時金、および達成報奨金、日本での売上に応じたロイヤリティを支払うことになります。また本剤の日本での開発販売費用は全て大鵬薬品が負担することになります。

ファーママー社ゼネラルマネージャー Luis Mora氏

「私たちの主力製品を癌領域のリーディング・カンパニーである大鵬薬品にライセンスできることをとても嬉しく思います。日本の抗がん剤市場は世界の約11%を占め、パートナーである大鵬薬品が日本市場においてヨンデリス®を育成してくれることを確信しています。また、日本の癌患者の治療に大きく貢献することを信じており、私たちの新規抗癌剤を世界中に広められるよう良好な提携関係の確立に取り組んでいきます。」

大鵬薬品工業株式会社社長 宇佐美 通

「海洋産物由来バイオ医薬品開発の世界的企業であるファーママー社とパートナーシップを形成することができとても嬉しく思います。我々は、ヨンデリス®が難治癌のひとつといわれ患者ニーズが満たされていない軟部組織肉腫患者の治療、更には卵巣癌を含めた日本の癌患者の治療に貢献できると確信しております。」

ヨンデリス®

ヨンデリス®(トラベクテジン)はカリブ海産のホヤ類から発見された海洋産物起源の新規抗悪性腫瘍薬です。ヨンデリス®はDNAに結合し、細胞分裂、遺伝子転写、DNA修復機構を妨げます。2007年9月に欧州委員会から進行又は転移性軟部組織肉腫の治療薬として販売承認を受け、2008年にはペグ化リポソームドキソルビシンとの併用で再発卵巣癌を適応として、EMEA(※1)とFDA(※2)に承認申請を提出しています。また海外で、乳癌、ホルモン耐性前立腺癌、肺癌に対する第II相試験も進行中です。

※1 EMEA(欧州医薬品審査庁)

※2 FDA(米国食品医薬品局)

ファーママー社

ゼルチアグループ(スペイン証券取引:ZEL)の子会社であり、新規海洋産物由来医薬品の発見と開発を通じ、癌治療に貢献しているバイオ医薬品の世界的企業である。パイプラインにはヨンデリス®の他、臨床開発段階に3つの化合物(アプリジン(Aplidin®)、イラブレック(Iravlec®)、ザリプシス(Zalypsis®))がある。ゼルチアグループは、1963年からスペイン株式市場に上場しており、スペイン マドリッドを本拠地としている。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。