ニュースリリース

2011年04月13日
大鵬薬品工業株式会社

新規制吐剤配合剤に関するライセンス契約締結のお知らせ

大鵬薬品工業株式会社(本社:東京、社長:宇佐美 通)とヘルシン・ヘルスケアS.A.(Helsinn Healthcare S.A. 本社:ルガノ・スイス)は、化学療法起因性の悪心・嘔吐予防に効果が期待できる、セロトニン(5-HT3)受容体拮抗薬パロノセトロンとニューロキニン(NK-1)受容体拮抗薬ネツピタントを含む用量固定配合剤の日本におけるライセンス契約を4月12日に締結しましたのでお知らせいたします。

本契約により、大鵬薬品は国内の承認取得のために必要な前臨床又は臨床開発を行い、ヘルシンは製剤開発と製造・供給を担うことになります。 現在、大鵬薬品はヘルシンとのライセンス契約に基づき、日本国内において癌化学療法に伴う悪心・嘔吐の予防に使用される、5-HT3受容体拮抗型制吐剤『アロキシ®静注0.75mg』(一般名:パロノセトロン塩酸塩)を販売しています。

ヘルシングループのCEO、リカルド・ブラリア氏は、「私達は、日本における大鵬薬品との提携を大変嬉しく思います。『アロキシ®静注0.75mg』は、昨年末に発売から1年未満で国内制吐剤市場をリードする薬剤となりました。今、私達の提携はネツピタント・パロノセトロンの用量固定配合剤へと拡大し、再び成功へつながる事と確信しています。」 大鵬薬品の代表取締役社長 宇佐美 通は、「本契約で、ヘルシンとの関係を更に拡大出来ることを嬉しく思います。このネツピタント・パロノセトロン用量固定配合剤の開発で、私達はがんの支持療法の分野でも更なる貢献を目指していきます。」と述べています。

ネツピタントについて

ネツピタントは、NK-1受容体に対して高い選択性を有するNK-1受容体拮抗薬です。脳幹の嘔吐中枢に高濃度で存在し、嘔吐反射を刺激する内因性神経伝達物質サブスタンスPの働きをブロックすることにより制吐作用を示します。ネツピタントとパロノセトロンの用量固定配合剤については、高度・中等度催吐性癌化学療法起因性の悪心・嘔吐に対する予防効果を検討することを目的とした海外臨床第Ⅲ相試験が開始されます。

パロノセトロンについて

パロノセトロン(一般名:パロノセトロン塩酸塩)は、癌化学療法に起因する悪心・嘔吐(CINV)の予防に開発された第二世代の5-HT3受容体拮抗薬です。本剤は、血中消失半減期が約40時間と非常に長く、5-HT3受容体に対して高い結合親和性と選択性を有しています。 パロノセトロンはスイスのヘルシングループによって開発され、現在Aloxi®, Onicit®, Paloxi®の商標で全世界50ヵ国以上にて販売されています。

詳細については、当社オフィシャルサイト内のhttp://www.aloxi.jp/をご参照下さい。

ヘルシングループについて

ヘルシングループは、ヘルシン・ヘルスケアS.A.を一員とし、スイスのルガノに本社を、アイルランド、米国にも子会社を持つプライベートカンパニーです。同社のビジネスモデルは製薬業界のニッチ領域の開発段階に有る医薬品及び医療器具を導入し、グローバルな開発・承認申請、製造販売承認取得を行い、世界各国の提携会社に導出するというものです。

詳細情報については、ヘルシングループのウェブサイト http://www.helsinn.comをご参照下さい。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。