ニュースリリース

2011年09月12日
大鵬薬品工業株式会社

抗悪性腫瘍剤「ゾリンザ®カプセル100mg」9月14日(水) 新発売

大鵬薬品工業株式会社(本社:東京、社長:宇佐美 通)は、皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)を適応症とする抗悪性腫瘍剤
「ゾリンザ®カプセル100mg」(一般名:ボリノスタット)を9月14日(水)に発売することをお知らせ致します。

本剤は、MSD株式会社(本社:東京、社長:トニー・アルバレズ)が本年7月1日(金)に製造販売承認を取得し、本日9月12日(月)に薬価収載されました。MSD株式会社と当社が締結した 日本における販売契約に基づき、販売は当社が行います。
「ゾリンザ®カプセル100mg」は、ヒストン脱アセチル化酵素を阻害することで癌関連遺伝子の発現を抑制し抗腫瘍効果を示す
新しい作用機序をもつ新規経口抗悪性腫瘍剤です。2010年6月に厚生労働省より希少疾病用医薬品の指定を受けています。

大鵬薬品は、「ゾリンザ®カプセル100mg」が、適用可能な治療法が極めて少ないCTCLの治療に有用な薬剤となることを期待しています。また、今回の発売で、アンメット・メディカル・ニーズのあるがん領域に対しても医療従事者と患者さんへ貢献できるものと考えています。

皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)について

  • CTCLは、悪性リンパ腫の中でも、消化管や皮膚、脳など、リンパ節以外の臓器に発症することの多い非ホジキンリンパ腫の一種です。初診時に皮膚以外の臓器に病変を認めない悪性リンパ腫である 原発性皮膚リンパ腫のうちのT細胞性リンパ腫の総称です。
  • 菌状息肉症やセザリー症候群などを含む、多発や再発を繰り返す難治性の皮膚病変が持続する稀な疾患です。

製品概要

製品名(英名) ゾリンザ®カプセル100mg(英名 ZOLINZA®Capsules 100mg)
一般名(英名) ボリノスタット(英名 Vorinostat)
効能・効果 皮膚T細胞性リンパ腫
用法・用量 通常、成人にはボリノスタットとして1日1回400mgを食後経口投与する。 なお、患者の状態により適宜減量する。
製造販売承認日 2011年7月1日
薬価収載日 2011年9月12日
発 売 日 2011年9月14日
包  装 ゾリンザ®カプセル100mg:PTP 28カプセル(14カプセル×2)
薬  価 100mg 1cap 5,462.80円
販 売 元 大鵬薬品工業株式会社
製造販売元 MSD株式会社

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。

当社のニュースリリースには医療用医薬品や開発品に関する情報を含む場合がありますが、これらはプロモーション、広告、医療上のアドバイスを目的としたものではありません。