ニュースリリース

2017年09月20日
大鵬薬品工業株式会社

大鵬薬品 Arcus Biosciences社とオプション契約を締結

同社のパイプラインをアジア (中国除く) で独占的開発・販売契約の優先権を取得
新たな がん免疫療法の展開を目指す

大鵬薬品工業株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林将之、以下「大鵬薬品」)は9月19日 (火) 付で、革新的ながん免疫療法の創薬・開発に注力している米国のArcus Biosciences社 (以下、「Arcus社」)とオプション契約を締結したことをお知らせいたします。

大鵬薬品はこのオプション契約を締結することにより、Arcus社のパイプラインを日本およびアジア各国 (中国除く) で開発および販売するライセンスを取得するための優先的な権利を得ることになり、その対価として総額3,500万米ドルを支払います。また、大鵬薬品が権利を行使した際には、臨床試験や承認申請、販売などの各段階目標達成時に化合物や抗体ごとに一時金を支払うとともに、発売後は純売上高に応じて販売ロイヤリティを支払う予定です。

大鵬薬品は、今後も患者さんや医療関係者へ革新的な新薬をお届けできるよう努めてまいります。

Arcus社について

Arcus社は、革新的ながん免疫療法の創薬・開発に注力している米国のバイオベンチャーです。Arcus社はFlexus Biosciences社の共同創立者であるTerry Rosen氏とJuan Jaen氏により2015年に設立されました。Flexus Biosciences社は2015年の2月に当時前臨床段階にあったIDO阻害剤 (現開発コード:BMS-986205) をブリストル・マイヤーズスクイブ社に売却しています。Arcus社は、治験実施申請可能段階にある3つの製品候補化合物 (A2A受容体、CD73、TIGIT) を含む、重要ながん免疫療法の経路をターゲットにした複数のプログラムの開発を進めています。Arcus社には、医薬化学、免疫学、生化学、薬理学、構造生物学の各分野において深い専門性を有する社員が70名以上在籍しています。今日までに、The Column Group、Foresite Capital社、GV社 (旧Google Ventures)、Invus社、Novartis社、Celgene社、Taiho Ventures社、スタンフォード大学、DROIA社などから総額1億2,000万米ドルの出資を得ています。同社は米国カリフォルニア州ヘイワードにあり、研究所と事務所を合わせて42,000平方フィート以上の敷地面積を有しています。その他の情報は同社のホームページ (www.arcusbio.com) をご参照ください。

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