研究開発

新薬を心待ちにする人びとのために革新的で信頼できる薬剤をいち早く患者さんのもとへ

独自の創薬プラットフォームを主軸に、革新的な新薬を生み出す力が大鵬薬品の強みです。大塚グループの中で主に「がん領域」を担い、脳転移やRAS変異がんなど、難治性がん治療薬の創製に挑戦しています。また、がん研究で培った技術を応用し、「免疫関連疾患領域」の創薬研究も推進しています。自社技術の補完と研究開発の加速を目指して国内外の研究機関とも協働、さらにバイオベンチャー企業やアカデミア(大学・研究機関)と独自のネットワークを構築し、革新的な技術や創薬シーズの獲得に取り組んでいます。

革新的な新薬創出のために

  • 革新的な新薬創出のための自社創薬、アライアンス、支援・連携

緊密な連携とワールドクラスの創薬基盤で新薬候補を生み出す

高い自社創薬率を支えているのは、専門分野に関する豊富な知識・経験を持つ研究員と各部署の緊密な連携です。創薬基盤技術の整備・拡充にも力を入れ、国際的に評価される独自の「システイノミクス創薬基盤」で創製されたフチバチニブが2022年に米国で承認取得するなど、この基盤技術を柱に数多くの開発パイプラインの創製に成功しています。

新薬を待つ患者さんのためアライアンスで迅速な研究開発を

有効な治療法がない患者さんに新薬を届けるために、研究開発力向上を目指したパートナーとの提携を戦略的に展開しています。国内の研究開発ネットワークを筆頭に欧米・アジアの関係会社や製薬会社、アカデミアと連携を図ることで自社技術や開発パイプラインを補完し、研究開発をスピードアップしています。

ベンチャー支援・連携を通じ未来の新薬へ可能性を広げる

TAIHO VENTURES, LLC(2016年設立)と大鵬イノベーションズ合同会社(2019年設立)の二つのコーポレートベンチャーキャピタルを通じ、革新的な新薬の研究開発に取り組む国内外のバイオベンチャー企業やスタートアップへの投資・支援を実施しています。それらのネットワークを通じて独創的な技術や創薬シーズにアクセスし、新たな視点や発想を獲得することで未来の新薬へ可能性を広げるイノベーションの創出を目指しています。

  • 開発における自社創薬率82%(2022年12月現在)

2つの領域

がん領域

経口抗がん剤のパイオニアとして「フトラフール」「ユーエフティ」「ティーエスワン」に続き、新しい作用機序を有する「ロンサーフ」を創製するなど、これまでの知見やノウハウを基に新しいタイプの抗がん剤の研究開発を行っています。また、多様化するがん治療に貢献できるよう、がんの増殖、生存、血管新生、薬剤耐性などに関与するタンパク質の機能を阻害する分子標的型抗がん剤や、がん細胞における特異的な代謝を標的とした抗がん剤、さらには近年著しく発展しているがん免疫に関わる抗がん剤などの研究開発に積極的に取り組んでいます。

免疫関連疾患領域

がん領域の研究で培った分子標的型創薬の経験や基盤技術を応用し、医療ニーズの高い自己免疫疾患などの難治性疾患病態メカニズムに着目した薬剤や、希少疾患にも応用可能な新しい作用機序を持つ薬剤の研究開発に取り組んでいます。