仕事・社員紹介

研究本部化学研究所※所属はインタビュー当時のものです

研究に向き合える環境で、
広がる専門性とキャリアの可能性

2023年キャリア入社大久保 廣平

転職を考えた理由・入社の決め手

専門性を広げ、新たなフェーズへ

私は薬学部出身で分析研究に興味を持ち、前職の製薬会社では原薬・製剤の試験法開発や申請業務など幅広く経験しました。7年半勤務する中で、より専門性の幅を広げたいと思い転職を決意しました。がん治療という多くの患者に貢献できる領域に魅力を感じ、大鵬に興味を持ちました。面接では、これまで関わってこなかったアーリーフェーズにも携われることで、より多様な化合物への対応力を身につけることができ、経験の幅を広げられるという点の納得感と、人のあたたかさを感じたことが入社の決め手でした。

※所属はインタビュー当時のものです

わたしの業務内容

臨床へつなぐ“安心”を、分析の力で支える

入社してまず低分子のテーマに関する試験法の開発を担当しました。これは前職のCMC業務に近い内容でしたが、大鵬では低分子以外にもADCなどさまざまなモダリティに精力的に取り組んでおり、それに伴い基盤技術の構築にも取り組んできました。現在は、新たに始まった低分子のテーマにおいて分析の窓口を担当する一方で、抗体・ADCに関する物性評価も行っています。例えば、低分子のテーマにおいて、主に有効成分中に残存する不純物や残留する溶媒を測定・管理するための試験法や、有効成分を合成するステップにおいて、投入原料から目的物への化学変換の工程進行度合いを適切に管理するための試験法を設定し、責任を持ってCMC部門に情報を移管しています。使用する装置は主にHPLCで、化合物ごとに検討し、適切な試験法を設定します。試験法の開発には通常1年ほどかかり、年間に2テーマほどを担当しています。試験法の検討においては、化合物それぞれの特徴や性質に応じて条件を細かく検討する必要があり、そこが最も重要で時間のかかる業務です。

仕事のココが面白い

ひとつひとつに考える余白がある。だからこそ夢中になれる

責任ある仕事を任されたときに、私は一番やりがいを感じています。自分で考えて進めた業務が成果につながり、それを周囲と共有できたときには次の仕事への意欲も高まります。また、創薬段階の化合物は情報がほとんどない状態から始まるため、自分たちが初めて分析としてアプローチしていくプロセスには大きな面白さがあり、前職で携わっていたCMC分析のように、ガイドラインに厳密に沿って申請用データを整えていくような業務とは一味違った全く別の魅力があり、さらに研究の自由度も大きく自己判断で柔軟に取り組める点が、分析職としての楽しさにつながっています。
今の部署では私が最も若手で、経験豊富な先輩たちの中で、自分の判断に責任を持って業務を進めています。相談できる環境はあるものの、自立が求められる働き方は、自由度と緊張感のバランスがあり、成長の実感にもつながっています。

仕事をする上で大切にしていること

思考を止めず、丁寧に向き合う

研究職として大切にしているのは、得られた結果に対して自分なりの考えを持ち、それを次の検討にどうつなげていくかという姿勢です。分析という仕事は、毎回出てくるデータに向き合い、そこから何を読み取るかが重要だと思っています。特に私たち分析職は、わずかな変化にも敏感である必要があります。たとえば「昨日はこうだったのに、今日は少し違う」といった微細な差異に気づくこと、そしてそれを見過ごさずにアプローチしていく姿勢がとても大事です。結果をそのまま受け取るのではなく、自分の視点でしっかり咀嚼し、課題解決につなげていく、そんな意識を常に持ちながら日々の業務に取り組んでいます。

1週間の仕事の流れを教えてください

教えて先輩! 一問一答

  • 創薬分析の仕事内容は?CMC分析との違いや配属の決まり方も教えてください。

    創薬分析では、開発化合物を選定するための迅速な物性評価を行ったり、選定された開発化合物に対する基礎試験法を迅速に設定したりします。情報が少ない初期段階から関わるため、自ら道を切り拓く面白さがあります。
    CMC分析は、創薬分析からの情報をもとに、開発段階に合わせて試験法を造りこみ、承認申請に備えていく役割です。配属は、創薬分析とCMC分析で主管部門が異なるため、採用段階で分かれています。

  • 創薬分析で活かせるスキルや、求められる力は何ですか?

    大学での分析経験が活かせるのはもちろん、ちょっとした違和感に気づける観察力や、自分で考えて仮説を立てる力が大切です。また、結果をそのまま受け取るのではなく、自分なりに解釈して次にどうつなげるかを考えられる姿勢が求められます。

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今後の目標

一つの専門にとらわれず、柔軟にキャリアを考える

これまでCMCから創薬の分析まで経験してきた中で、製薬プロセス全体の流れを少しずつ見渡せるようになってきました。今後は、そうした経験を活かして、研究職に限らず別の職種にもチャレンジしてみたいと考えています。分析職は専門性を深めやすい分、キャリア形成の道筋がある程度定まりがちな傾向があるので、これまでの分析研究で身につけた知識・技術をもとに視野を広げて、自分の可能性をより柔軟に捉えていきたいと思うようになりました。現在は上司とも相談しながら、自分に合った新しいキャリアの方向性を模索しています。

求職者へのメッセージ

研究に集中できる環境が、成長を後押しする

大鵬の魅力は、何よりも研究に集中できる環境が整っていることです。実験にしっかり向き合える時間が確保されていて、自分の仕事に専念できます。また、上司との距離が近く、相談しやすい雰囲気があるのも大きな特徴です。話を聞いて終わりではなく、しっかり考えて意見や提案を返してくれる人たちがいるので、安心して働けます。私自身、ここでなら自分の力を活かしながら成長していけると感じています。研究職として、前向きに働きたい方にはとてもおすすめの環境です。

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